お風呂上りに乾燥が気になる…朝起きると顔がテッカテカで…ニキビが増える…
それ、洗顔のせいかもしれません!
この記事を読む事でテカりや乾燥、ニキビといった肌トラブルを解決できるかもしれませんよ。
今回は、実は大事?!正しい洗顔法と洗顔料の選び方について解説していきます。
✔本記事の内容
- 間違った洗顔法をするとどうなる?
- 正しい洗顔法
- 洗浄剤の選び方

化粧品検定1級とコスメコンシェルジュ資格を所持。
小学生からスキンケアをはじめ、メイク歴は6年。
2021年9月よりブロガーとして美容情報を発信している。
Twitterはこちら→あまとーなねこ
あまねこ
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間違った洗顔
間違った洗顔。それは顔をゴシゴシ洗ってしまうことや、強すぎる洗浄料を使ってしまうことで起こります。
ゴシゴシと擦って洗ってしまうことは肌を痛めつけてしまうことに繋がりますし、
強すぎる洗顔料は肌の保湿成分まで洗い流してしまうため、肌の乾燥をまねきます。
肌の乾燥は皮脂の出るのを活発にしてしまうため、逆に油っぽくなってしまうのです。
これが顔がテカテカする状態の正体です。(インナードライ肌)
そうならない為にも、次項からの正しい洗顔と洗浄料でお肌をケアしていきましょう。
正しい洗顔法

正しい洗顔は肌トラブルを未然に防ぎます。
一つ一つ確認していきましょう。
①手をきれいにする
手に汚れがあると洗顔料の泡立ちが悪くなります。
ハンドソープなどでさっと洗うようにしましょう。
②メイクを落とす
メイクをしている方はクレンジングをしましょう。
洗浄力が高いものを使用する場合、洗顔料は肌負担が少ないものを
使用するといいですよ。
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③洗顔料で顔を洗う
・顔をぬるま湯で濡らす
洗顔料に含まれる界面活性剤が肌につきにくくなり、刺激を減らすことにつながります。
・洗顔料をよく泡立てる
使う製品の使用量を守り、濃密な泡を手(もしくは泡立てネット)で作ります。
・泡で顔を洗う
皮脂が多いTゾーンや鼻、次に乾燥しやすい頬に泡をのせましょう。
肌をこすらないように広げます。
泡をのせている時間はなるべく短く、3~10秒程度にしましょう。
・たっぷりのぬるま湯ですすぐ
ぬるぬる感が無くなってからも、10回程度はすすぐようにしましょう。顎のラインは特にすすぎ残しやすいので注意しましょう。
④水分をとる
顔をやさしくおさえて水分を吸い取るイメージです。
キッチンペーパーなどを使ってもOK。
ニキビが悪化?!洗顔の重要性
思春期の頃のニキビであればそのほとんどは「思春期ニキビ」と呼ばれるアクネ菌が原因のモノでした。
では大人のニキビはというと、食生活や私生活の乱れ、脂性肌ということも大いに考えられます。
ですが、直接的な悪化の原因はニキビを刺激することにあります。
例えば「ニキビを触ったり」「押し出そうとしたり」
そして気付かずにやってしまいがちなのが洗顔料による「洗いすぎ」や「間違った洗顔法」です。
ニキビが出来たからと強い洗顔料や洗顔法で洗ってしまうと、それが刺激になって更にニキビが悪化…なんてことも。
アクネ菌を殺すサリチル酸などが入った洗顔料も有効な場合がありますが、基本的に長期間使い続けるべきモノでは無いため、数日ほど使ってみて効果が無い場合はすぐに皮膚科を受診しましょう。
※様子を見る場合でも、グリチルリチン酸ジカリウム2kやアラントインといった抗炎症成分の入った洗顔料を選ぶことをオススメします。
洗浄料の選び方
皮脂には肌のうるおいを守る良い皮脂(NMFなども)とニキビや肌荒れの原因になる悪い皮脂(リグリセリド、スクワレン、オレイン酸など)があります。
この悪い皮脂だけを落とすことがポイントです。
いい洗浄料は洗い上がりがつっぱらない
洗浄料は洗い上がりがつっぱらない、乾燥しないものがベストです。
まずは低刺激な「アミノ酸系界面活性剤」や「弱酸性 (カルボン酸系)界面活性剤」をメインにした洗顔料を選びましょう。
洗浄力がマイルドで肌のうるおいが流出しにくいのが特徴です。
乾燥が気になる方によいですね。
皮膚への刺激も少ないので、お肌にやさしいと考えられています。
ただ、泡立ちが弱く、洗い上がりがヌルつきがちなので男性にとっては物足りないかもしれません。

保湿成分の「アミノ酸」とは別ものねこよ。
界面活性剤について
界面活性剤とは、本来混ざり合うことのない水と油を仲立ちさせる成分です。
化粧品や食品にも含まれています。
洗顔料の場合、洗浄成分として配合されます。

界面活性剤は、その中に水になじむ親水基(疎油基)と油になじむ親油基(疎水基)を持っています。
洗顔料の場合は、界面活性剤の親油基が皮脂やメイク汚れにくっつき、
取り囲む事で水になじむようになり水と一緒に汚れを洗い流す仕組みになっています。
肌への摩擦を減らす洗顔料の泡立ちも、界面活性剤によるものです。
保湿成分は意味が無い?
洗顔料の場合、特定の成分を除いて洗い流されてしまう為、保湿や美容という点ではあまり意味がありません。
ただし、肌への刺激を和らげるため、全く無意味という事もありません。
また、グリセリンなどの成分は洗い上がりのしっとり感も演出できます。
石けんってどう?

石けん系の界面活性剤は洗浄力が高く、泡立ちも良く、さっぱりした洗い上がりが特徴で、皮脂が気になる方におすすめです。
ただ、アルカリ性のため洗浄中に刺激になることも。
また、よく石けんはお肌に優しいという話を耳にしますが、洗浄成分としてはトップクラスの脱脂力を持っていますので、無添加や自然派などのキャッチコピーに安易に飛びつかないようにしましょう。
ちなみに、石けんは脂肪酸と水酸化カリウムなどのアルカリ剤が結びついた化合物です。
石けん系洗浄剤の見分け方
石けんの成分表示には4パターンの種類があります。詳しい構成が分からない表示などもあります。
また、アミノ酸系やカルボン酸系のように見えても、石けん系の成分が上位配合されていればそれは石けん系の洗浄剤ですので、十分注意するようにしましょう。
①そのまま記載…石けん素地(固形)、カリ石けん素地(主に液体)、カリ含有石けん素地(固形が多い)
②反応した後の成分で記載…ラウリン酸Na、ミリスチン酸Kなど
③脂肪酸とアルカリ剤に分けて記載…ラウリン酸・ミリスチン酸・水酸化Na~など
④油脂とアルカリ剤に分けて記載…ヤシ油・水酸化K~など

成分表の上位に「●●酸」「水酸化Na」「水酸化K」があれば、ほぼ石けんねこよ。
スクラブ洗顔や酵素洗顔について
スクラブ洗顔や酵素洗顔は、毛穴詰まりや古い皮脂などを取り去る優秀な洗浄料です。
ですが、それだけ強い洗浄料だということも覚えておきましょう。
週1回程度のスペシャルケアに留め、泡立てネットなどでよく泡立ててから使うのがおすすめです。
まとめ:洗浄力を正しく理解しよう
自分の肌質と必要な洗浄力を見極める事が美肌への近道です。
肌に合った洗顔料は、肌トラブルを減らしますよ。