夏が終われば日焼け止めの出番は終わりだと思っていませんか?
とんでもない!紫外線は一年中降り注ぎます。
秋口からが紫外線対策の本番と言っても過言じゃありません。
10年後にシミシワの無い若々しい自分で居るためにも日焼け止めは毎日塗りましょう。
今回のテーマは「長く使い続けられる日焼け止め」です。
白浮きや軋みの無い日焼け止めを使うことで、ストレス無く毎日の習慣にできますよ。
あまねこ(筆者)オススメの日焼け止めを4つピックアップしましたので、是非参考にしてみて下さい。

化粧品検定1級とコスメコンシェルジュ資格を所持。
小学生からスキンケアをはじめ、メイク歴は6年。
2021年9月よりブロガーとして美容情報を発信している。
Twitterはこちら→あまとーなねこ
あまねこ
日焼け止めの使い方についてはこちら▼

日焼け止め選びの注意点

とは言っても日焼け止めを付けることが苦手な人は多いですよね。
使用感や肌に合っているかなど、日焼け止めを使う事へのハードルは意外と高いです。
肌に合っているか
日焼け止めの要である紫外線吸収剤が合わないという人や、エタノールがあわないという人は少なからず居ます。
手で試したときは平気でも、顔に塗った時にヒリつきを感じてしまう事は多いもの。
そんな時は無理せず使用を中断したり、身体用の日焼け止めにしてみると意外と平気だったりしますよ。
紫外線吸収剤不使用のノンケミカルと呼ばれる日焼け止めを使ってみるのも一つの方法です。
使用感
肌に合っているとしても香りや使用感が合わないと、嫌厭しがちに。
そうならない為にも自分の得意な剤型や香りを確かめておくのは大切です。
また、ウォータープルーフかどうかも落としやすさに関わってくる重要なポイントです。
値段
日焼け止めの値段は様々。
数百円のモノから一本一万円を超えるモノまであります。
その中でも、ねこ個人の感覚としてはエタノールが入っていることが多い数百円の日焼け止めを比較的ヒリつきが出にくい体に。
二千円から三千円程度の使用感の良い日焼け止めを顔に塗るのがコスパが良いと感じています。
モロモロが出ないか

日焼け止めを塗る上で最後の関門になってくるのがモロモロです。
モロモロとは、日焼け止めを塗ってしばらく経つと肌質やスキンケア、メイクの成分に反応して出るモロモロとした消しゴムのカスのようなモノです。
せっかく日焼け止めを塗ってもモロモロが出てしまっては、
タイムロスや出先で集中出来ないなどの弊害が出てしまうことも。
モロモロを出さないために
このモロモロを防ぐためにはスキンケアの後に10分、
日焼け止めを塗った後に10分ほど時間を置いてからメイクを始めるのが一般的です。
その他にも紫外線散乱剤などの粉体ベースの日焼け止めを避けたり、カルボマーなどの
ジェル化剤をあまり使っていない化粧品でスキンケアをすることが挙げられます。
ただし、結局はお肌のコンディションに影響される面が大きいので、
常日頃からモロモロの出にくいアイテムを探しておく事をオススメします。
ジェル化剤とは、主にジェル状のオールインワン化粧品などに多く含まれる成分。
乳液やクリームにも含まれているので、最初に使用する化粧水はシャバシャバのモノを使用してバランスを取るのがおすすめです。
日焼け止めの種類と特徴

日焼け止めには使用シーンに合わせたいくつかの剤型があります。
自分の使用シーンに合わせて賢く選びましょう。
乳化タイプ
・O/W型(乳液タイプ)
デイリーケア(日常使い)向けの商品に最も多い。ウォータリージェルなどと称していることが多い。みずみずしく白浮きもなく、使用感に優れている。低~高SPFまで幅広い商品がある。
・W/O型(ウォータープルーフに多い)
アウトドア向けの高SPF商品に多い。汗をかきやすいアウトドアやスポーツシーンでも効果が持続するように耐水性が高い。商品によっては、洗い流しにくい場合もある。

O/W型は水の中に油が分散している状態
W/O型は油の中に水が分散している状態ねこ
ローション、オイル、ジェルタイプ
さっぱりとした使用感の製品が多いが、紫外線カット剤をあまり多く配合できないため、
SPF値が中程度以下の製品が多い。
エアゾールタイプ(スプレー)

手の届かない背中などにも塗りやすく、手がべたつかず使用性がよい。
夏の高温下での使用場面を考えると、高圧ガス容器のもれや爆発の懸念がある。
スティックタイプ
耐水性などに優れているが、塗布時ののびが重いため、
鼻や頬など日焼けしやすい部位の部分使用に適している。
シートタイプ
不織布からできたシートにおもに乳化タイプ(O/W型)を浸した商品。携帯性や使いやすさ、塗り直しやすさなど利便性に優れている。デイリーケア向けの商品が多い。
日本化粧品検定1級対策テキストより引用
ねこオススメの日焼け止め!
最後にねこがオススメする日焼け止めを4種類ご紹介します。
今回は顔に使う事を想定して選びました。
日焼け止め効果のある化粧下地は、日焼け止めの規定量塗れることが少ないため、今回は除外しています。
どれも入手しやすい日焼け止めですので、是非探してみて下さい。
資生堂 サンメディックUV 薬用サンプロテクト EX a

【有効成分】トラネキサム酸
【その他の成分】 タイムエキス(1),ウコンエキス,ユビデカレノン,アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム,精製水,デカメチルシクロペンタシロキサン,パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル,1,3-ブチレングリコール,メチルポリシロキサン,濃グリセリン,ジプロピレングリコール,含水ケイ酸,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,α-オレフィンオリゴマー,デカメチルテトラシロキサン,ポリプロピレングリコール,フェニルベンズイミダゾールスルホン酸,2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン,イソステアリン酸,トリエタノールアミン,キシリット,2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル,ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールヘキシルラクトン架橋ポリマー,架橋型N,N-ジメチルアクリルアミド-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ナトリウム共重合体,セスキイソステアリン酸ソルビタン,サクシノグルカン,クエン酸,ジブチルヒドロキシトルエン,エデト酸二ナトリウム,疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース,無水ケイ酸,クエン酸ナトリウム,トリメチルシロキシケイ酸,フェノキシエタノール,低温焼成酸化亜鉛
SPF50+PA++++の紫外線防御最高値の医薬部外品日焼け止め。
有効成分にトラネキサム酸を配合し、美白をしつつ炎症の抑制効果が期待できます。
紫外線吸収剤は4種類、散乱剤1種類と吸収剤が多いので白浮きせず軋みの無い使用感です。
ただし、吸収剤が苦手な方にとっては刺激になる可能性があるため注意が必要。
ウォータープルーフですが振らずに使える珍しい日焼け止めです。
コエンザイムQ10(ユビデカレイン)を中心に各種美容成分も配合し、お肌の治安を守ります。
公式サイトには「朝これ一本でお手入れ完了」と書かれていますが、
個人的にはキチンとスキンケアする事をおすすめする成分構成かなと思います。


剤型は少し固めのこっくりとしたミルクタイプ。
伸びも良く、スタンプ塗りでも無理なく塗れます。若干のペタペタ感は有り。
ノンコメドジェニックテスト済(ニキビが出来にくい)でアレルギーテストもしているので万人におすすめしやすい製品です。
一日塗って確認しましたが、モロモロも出にくく安心して出掛けられました。
雪肌精 スキンケア UV ミルク

水、シクロメチコン、酸化亜鉛、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、安息香酸アルキル (C12-15) 、イソドデカン、 (HDI/PPG/ポリカプロラクトン) クロスポリマー、トリプロピレングリコール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、サッカロミセス/ハトムギ種子発酵液、テンニンカ果実エキス、トウキ根エキス、トコフェロール、メロスリア根エキス、BG、BHT、イソステアリン酸、シリカ、スクワラン、ゼオライト、タルク、ハイドロゲンジメチコン、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、含水シリカ、香料、マイカ
SPF50+ / PA++++のウォータープルーフの日焼け止め。
紫外線散乱剤の酸化亜鉛を中心に3種類の紫外線吸収剤で構成されています。
散乱剤メインではありますが、白浮きせず軋みもありません。
ハトムギ発酵エキスをはじめとした保湿成分がお肌を乾燥から守ります。
注意点としてはエタノールが高配合されていますので、敏感肌適正は低いという点。吸収剤が苦手な方にもおすすめできません。
ですがそれでも余りある使用感の良さを持っており、敏感肌でない方には一度は使用してみて欲しい日焼け止めです。


剤型はシャバシャバのミルク。
すっと伸びてピタっと止まるのでストレス無く使用出来ます。
石けんで落とせるところも良いですね。
一日使用した感想としては塗った感も少なく過ごしやすかったです。モロモロは多少出ました。
取り扱い店舗が少ないのがデメリットです。ネットショップでの価格ブレが激しい印象。
ロート製薬 オレゾホワイト フェイスプロテクトUV

シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、BG、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ポリメチルシルセスキオキサン、ジステアルジモニウムヘクトライト、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸イソノニル、酸化(AI/Ca/マンガン)、リン酸アスコルビルMg、トコフェロール、(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー、(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、メジメチコン、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキフェニルトリアジン、含水シリカ、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ステアリン酸イヌリン、酸化鉄、EDTA-2Na、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料
SPF50+ / PA++++の日焼け止め。
紫外線散乱剤と吸収剤をバランスよく配合した日焼け止めです。
化粧下地にも推奨されている事もあってその使用感はとても良く、
トーンチェンジパウダー (酸化(AI/Ca/マンガン) )のお蔭で自然な肌ツヤの良さを演出する事ができます。
この手の商品でよくある「日焼け止め推奨量まで塗ると白浮きする」という事もありません。
ウォータープルーフとの記載はありませんが、「80分間にわたる耐水テスト」も実施しており落ちやすいという事は無さそうです。


剤型は固めのクリーム。
とても伸びが良く、簡単に顔に塗り広げることが出来ました。
ベタベタとした感触も無く、とても使いやすいです。

肌も自然にトーンアップしていて、何かを塗っている感もありません。
モロモロも出ませんでした。
敏感肌でも使えるという意見が多い点もポイントが高いです。
ツルハ系列のドラックストアのみでの販売のため、お近くに無い方は通販が確実です。
量が欲しいという方にはミルクタイプもおすすめですよ。
オルビス リンクルホワイト UV プロテクター

【有効成分】ナイアシンアミド
【その他の成分】水、パラメトキシケイ皮酸オクチル、メチルフェニルポリシロキサン、BG、ニコチン酸アミド、シクロペンタシロキサン、ベヘニルアルコール、ジメチコン、ペンタステアリン酸デカグリセリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル、2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、桑エキス、アシタバエキス、アルカリゲネス産生多糖体、ジグリセリン、キサンタンガム、2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、トリスエチルヘキシルオキシカルボニルアニリノトリアジン、微粒子酸化チタン、ステアロイル乳酸Na、ステアリン酸ポリグリセリル、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸Na、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール・デシルテトラデセス-20・ヘキサメチレンジイソシアネート共重合体、セタノール、水酸化K、ビタミンE、ステアリン酸、ベヘニン酸、水酸化Al、セスキイソステアリン酸ソルビタン、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン
SPF50+ / PA++++の医薬部外品日焼け止め。
有効成分のナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)はコラーゲンの産生を促進するシワ改善効果やメラニン生成を抑制することによる美白効果が見込めます。
また、抗炎症作用もあるとされており、日焼け止めのため穏やかではあるものの
マルチな働きが期待できます。
基剤にも低刺激な成分が揃っており、合わない方も多い紫外線散乱剤「酸化亜鉛」が使用されていないので敏感肌適正も高いです。
ただ、紫外線吸収剤が多く使用されていることから吸収剤が苦手な方は一度サンプルを試してみることをおすすめします。


剤型は固めのクリーム。
みずみずしく伸びて保湿クリームのようなしっとりとした仕上がりになります。
表情の動きに合わせて伸縮する膜をつくるATプロテクト処方とのことで、
顔を動かしても引っかかり等を感じることはありませんでした。
ウォータープルーフでは無いため長時間使用という面では不安が残りますが
落としやすさという点では洗顔料でするっと落とせるため使い勝手は良いと思います。
モロモロも全くと言っていいほど出ませんでした。
日焼け止めにしては定価が50gで税込み3,850円(顔使用でおおよそ2カ月分)と高いのがネックですが高機能と敏感肌適正の両方を備えた商品ですので、一度は体験してもらいたい一品です。
オルビスの店舗や各種ネットショップで購入することができます。
公式ネットショップの定期購入がお得でおすすめです。
まとめ:日焼け止めは使用感が大事
日焼け止めを継続して使い続けるためには、何よりも「また使ってもいい」と思えるような
使用感であることが大切です。
どんなにコスパが良くても連日の使用が出来なければ紫外線対策は成り立ちません。
好みの使用感の日焼け止めを見つけて、10年後に差をつけましょう!